1150名のアスリートで検証
英国ニューカッスル大学で、2年間にわたり1150名のアスリートに実験を行った。
プロのスポーツ選手のケガの発生率は79%だったが、1型コラーゲンを摂取させていたところ、発生率は12%まで低下した。
週末アスリートは93%減の4%まで低下した。
ケガが減少した2つの理由
① 損傷レベルが低下した
運動することで、靭帯・腱・筋膜・軟骨など、すべての部位が摩擦や衝撃により損傷を負う。1型コラーゲンを摂取することで、その損傷率が低くなることが証明された。
それらの部位はスポーツの怪我の9割以上を占めている。その損傷(疲労)度の低下が、ケガの発生率を減少させている。
② 回復が早まった
創傷の治癒日数が早まっている。それは疲労(損傷)が蓄積しづらいことにもつながる。
多くのケガは疲労の蓄積が起因していて、その程度が下がると、ケガの発生は減少する。
摂取は有効か?
以前は「コラーゲンを摂取しても効果がない」とする意見が主流だった。しかし近年の研究で、コラーゲンを摂取することで代謝量が増えることは定説になっている。
また損傷している部分には、より多くの修復成分が送りこまれることも分かっている。
可動部位を構成する線維タンパク質率
コラーゲンを含む線維状タンパク質(ファイバープロテイン)は、靭帯や腱の多くを占める成分で、その不足が回復を遅らせる。
線維タンパク質の種類は、コラーゲン類が30数種類、エラスチン、ケラチンなどだ。それらは線維状のアミノ酸構造をしていて、他のタンパク質にはない特殊なアミノ酸をもっている。