「EAAとプロテインの違い」明確に答えられますか?
EAAとプロテインの最大の違い!
決定的な違いは、消化が必要か否かです。
プロテインはタンパク質なので、消化しなくては吸収できません。
EAAとプロテインの筋肉への取込量
EAAはプロテイン量の6割ほどで、プロテインの倍以上の筋肉への作用が確認されています。これを元に概算すると、EAAはプロテインの3割量で同じ効果が得られています。
EAAとNEAAの筋肉貢献度
タンパク質は、20種類のアミノ酸から作られます。そのうち9種類が必須アミノ酸(EAA)、11種類が非必須アミノ酸(NEAA)です。EAAとNEAAを別々に摂取した場合の筋肉への作用を測定しました。
その結果NEAAは、筋肉増加に一切関与していないことが分かったのです。つまりプロテイン量の半分以上を占めるNEAAは、効率的に筋力アップには不必要ということです。しかもそれが消化吸収を妨げていることも分かります。
飲むタイミングにも違いが
効率的にアミノ酸を利用するには、身体の吸収力のタイミングが重要です。一般的にトレーニング直後が良いとする方もいますが、下のデータからは、運動直後はもっとも吸収力が低いことが分かります。
運動前後の筋肉への取込み量
運動前がもっとも吸収力がよく、運動直後がもっとも吸収が悪いようです。運動後1時間でも、吸収力は半分ほどしか戻っていません。
もっとも効率がいいタイミングは?
どうせ筋トレするなら、効率とコスパが良い方がいいですよね。
血中アミノ酸濃度が重要
筋力を落とさず、効率的に筋肉増加するなら、運動中の血中アミノ酸濃度が大切です。それを維持するには、運動前と運動中の摂取が必要です。
このタイミングで摂取するには、消化が必要になるプロテインはありませんね。消化が必要なく、胃や小腸から吸収できるEAAが最適な飲料ですね。
同じアミノ酸系であるBCAAとEAAの違いについては、別の記事で解説します。
コスパの違い
「EAAとプロテインの筋肉への取込み量」で説明したように、EAAはプロテインの3倍の効果が期待ですます。タイミング的な価値を除いても、プロテインの3倍のコストで、同等の効果となります。EAAは少し高めですが、グラムあたり3倍までなら許容と言えますね。